Chess365を毎日使うためのヒント

Chess365の操作は単純です。難易度を選び、白番で、手数以内に黒のキングをメイトする。それがチェスの力になるかどうかは、1問の前後の数分をどう使うかで決まります。友人に伝えるなら、こんなことを話すと思います。決まりではなく、提案として読んでください。
初手を指す前に、最後まで読む
この盤はルール上指せる手ならどれでも指させてくれます。それが誘惑でもあります。とりあえず指してみて、黒の応じ方を見る。それでも学べることはありますが、思っているほどではありません。
かわりに、駒に触る前に、黒の最善の応手も含めて手順を最後まで頭の中で読んでみてください。それから指します。キングが逃げたら、自分の読みのどこが違ったかがはっきり分かります。2手メイトなら数秒のことです。5手メイトでは、それが練習のすべてになります。
チェックを探す前に、キングを見る
チェックを探す前に、黒のキングを見ます。どのマスに逃げられて、どのマスがすでに利いているか。メイトはたいてい、いちばん強そうなチェックからではなく、最後の逃げ道をふさぐところから生まれます。
Chess365 の問題は、白の駒がすべて必要で、黒の駒にも飾りがないように作ってあります。ですから、自分の構想の中で働いていない白の駒があれば、その構想はおそらく正解ではありません。それぞれの駒がなぜそこにあるのかを考えると、初手への近道になることがよくあります。
静かな手を候補から外さない
最初に浮かぶのはチェックか駒取りです。それが正解のこともあります。ただ「遊び方」にもあるとおり、1手目はチェックをかけずにキングの逃げ道をなくす静かな手であることがよくあります。
どのチェックを試してもキングに逃げられるなら、マスをひとつ押さえる手や、黒に役に立つ手がなくなるのを待つ手を探してみてください。静かな手は実戦でも見落としやすく、だからこそこの種の問題を解く意味があると私は考えています。
キングに一手残しておく
チェスではステイルメイトは引き分けで、Chess365 でもステイルメイトになると失敗です。よく起きるのはクイーンがいるときです。利きが広いので、チェックをかけないままキングの動ける手をすべて消してしまうことがあります。
強い静かな手を指す前に、黒にまだ指せる手があるかを確かめます。指せる手がなく、チェックもかかっていなければ、それは勝ちではなくステイルメイトです。
ほかの昇格先も思い出す
ポーンが昇格するとき、アプリはクイーン・ルーク・ビショップ・ナイトから選ばせてくれます。反射的にクイーンを選びたくなりますし、たいていはそれで正解です。ただ、クイーンだとステイルメイトになる場合や、クイーンにはできない位置からナイトでチェックをかけられる場合など、アンダープロモーションが鍵になる問題もあります。昇格の筋で失敗が続くなら、構想を捨てる前にほかの3つも試してみてください。
失敗に教えてもらう
手数以内にメイトできなければ失敗となり、最初から3回までリトライできます。私は、失敗した1回こそが、その問題でいちばん役に立つ部分だと考えています。
キングがどこへ逃げるかを見てください。黒は、メイトできる筋が続いているあいだは粘り、できなくなったところで逃げます。逃げ出した瞬間が、読みが崩れた一手の目印です。やり直すときは、最初からではなく、その一手から考え直します。
ヒントは初手に使う
ヒントは最初に10個あり、今日の一問を解くたびに1つ増えます。広告を見て1つ増やすこともできます。ヒントは駒とマスを光らせ、指すのは自分です。
長手数の初手なら、その一つの情報で手順全体が開けることが多く、残りはまだ自分で探すことになります。2手メイトの最後の一手にヒントを使っても、問題を終わらせてもらうだけです。一度本気で失敗してから、なるべく手順の早いところで使うのがよいと思います。
今日の一問は、別枠にしておく
今日の一問は世界共通で、UTC の午前0時、日本では朝9時に切り替わります。2手・3手・4手メイトのどれかで、5手メイトは出ません。
ほかの問題より先に今日の一問を解くのがおすすめです。1日の中の小さな決まった点になります。連続記録が伸び、あとで難しい問題に使いたくなるヒントも1つ手に入ります。そのあとに解く問題は、おまけです。
慣れたら「動ける場所を表示」をオフに
「動ける場所を表示」は最初からオンで、選んだ駒が行けるマスに印をつけます。盤に慣れるまではやさしい機能です。ただ、そのマスを自分で見つけることもメイトを読む力の一部で、ナイトでは特にそうです。2手メイトに慣れてきたら、1週間ほど印なしで解いてみてください。
平均タイムが下がったら、上の難易度へ
スタッツでは、難易度ごとにクリア数・ベストタイム・平均タイムが見られます。見るなら平均タイムだと思います。ある難易度で平均が下がり、下がったまま安定してきたら、次に進む頃合いです。
2手メイトから3手メイトへの一段は、思ったより大きな段差です。黒が粘れる余地が広がるからです。最初の何問かの「ふつう」が遅く感じるのは当たり前です。中断した問題は保存され、「つづきから」で同じ局面に戻れるので、ひとつの局面を30分にらみ続ける必要はありません。
次に読むなら
まだ準備中の方は、まず始め方ガイドから。メイトの形を基本から知りたい方は初心者のための詰チェス入門を。本や他のアプリとの違いはChess365 と他の選択肢の比較に、想定している方々はどんな人のためのアプリ?に書きました。関連記事はChess365 タグにまとめてあります。
今週は、どれかひとつを試してみてください。チェックを探す前にキングを見るところから始めるのがいいと思います。
