TidyTimer と他のタイマーの比較:スマホの時計、キッチンタイマー、Time Timer、ToDoアプリ

TidyTimer は、ブラウザで動く無料の片付けタイマーです。小さな道具なので、最初に浮かぶ疑問ももっともなものです。スマホにはもうタイマーがあるのに、なぜわざわざWebサイトを開くのか。この記事では、片付けに実際に使われているほかのタイマーと TidyTimer を並べて、それぞれの得意なことと、ほかのものを選んだほうがよい場面を私なりに書いてみます。
選ぶのは、短く区切って片付けたい人です。忙しい大人、家族を動かしたい親、家事を先延ばししているうちに終わりが見えなくなってしまう人。何を選ぶかは、たいてい「どのタイマーがいちばん手近にあるか」で決まります。
TidyTimer でできること
公平に比べるために、できることだけを書いておきます。
- ブラウザで動く。 スマホ・タブレット・パソコンで tidytimer.vercel.app を開くだけです。インストールもアカウントも料金もありません。
- 決まった時間から選ぶ。 設定で 5・10・15・20・25・30・60・90分のいずれかを選びます。カウントダウンは大きなリングの中に表示され、再生・一時停止・リセットのボタンがあります。
- タスクは5つまで。 タイマーの下に短いタスクリストがあります。タスクは5つまで追加でき、チェックを付けたり、タップして編集したり、ドラッグで並べ替えたりできます。5つ目を入れると入力欄は隠れます。
- お知らせ。 時間になると、サウンド、対応する端末でのバイブレーション、ブラウザで通知を許可していれば通知でお知らせします。3つとも個別にオン・オフできます。
- このブラウザに設定を覚えておく。 タスクと設定は使っているブラウザに保存されます。タイマーの途中でページを再読み込みしても、カウントは続きます。
できないこと。アカウントがないので、端末どうしの同期はありません。履歴や統計、繰り返しのインターバル、一覧にない時間の設定もありません。お知らせはページ自体から出るので、ページを開いている間だけ働きます。
選択肢1:スマホに入っている時計アプリのタイマー
どのスマホにも最初から入っています。iPhone では、Apple のユーザガイドに、ラベルやサウンドを付けたタイマーの設定、よく使う時間のプリセット、最近使ったタイマーの再開が説明されています。タイマーが終わると、どのアプリを使っていても画面上部に通知が出ます。
得意なこと。 すでに手元にあり、スマホのなかでいちばん確実に知らせてくれます。画面がロックされていても、ほかのページを開いていなくても鳴ります。「15分たったら止めて」というだけなら、これに勝るものはなかなかありません。
違うところ。 タイマーであって、それ以上のものではありません。このセッションで何をするかを書いておく場所がないのです。TidyTimer があるのは、カウントダウンの隣に短いタスクリストを置いて、セッションに終わりだけでなく目標ももたせるためです。
選択肢2:キッチンタイマー
カウンターに置く、ゼンマイ式やデジタルの小さなタイマーです。
得意なこと。 画面も気を散らす通知もなく、隣の部屋まで聞こえる音で鳴ります。部屋から部屋へ持ち歩けて、こども自身がセットすることもできます。ひとつのことしかできない道具には、何か良いところがあると私は思います。
違うところ。 タスクリストはなく、ゼンマイ式なら時間はおおよそです。片付けの習慣のためにキッチンに物をひとつ増やすのも、少しおかしな話ではあります。
選択肢3:Time Timer のような「見えるタイマー」
Time Timer は、時間がたつにつれて赤い円盤が小さくなっていくタイマーをつくっています。数字を読まなくても残り時間が見てわかります。大きさの違う本体と Time Timer のアプリがあり、先生や教室のためのタイマーとして紹介されています。
得意なこと。 小さなこどもや、時計の数字が抽象的に感じられる人にとって、目に見えて小さくなる円盤はずっとわかりやすいものです。棚に置いた本体は部屋じゅうから見えます。
違うところ。 本体は購入が必要で、タスクリストはありません。TidyTimer もカウントダウンのまわりのリングで進み具合を示しますが、画面の主役はあくまで数字です。
選択肢4:タイマー付きのToDoアプリ
ToDoアプリや集中用のアプリ、ポモドーロ方式のタイマーには、タスクリストとカウントダウンを組み合わせたものがたくさんあります。中身はさまざまで、無料のもの、サブスクリプションのもの、端末間で同期するもの、アカウント作成が必要なものがあります。すべてを試したわけではないので、ここで順位はつけません。
得意なこと。 すでに生活をToDoアプリで管理しているなら、そこにタイマーを足せば、履歴・繰り返し・同期も含めて一か所にまとまります。
違うところ。 そうしたアプリはすべてを管理するためにつくられていて、TidyTimer が目指すものとは正反対です。TidyTimer のタスクは最大5つ。セッションを小さく保つために、あえてそうしています。
比較表
| TidyTimer | スマホの時計アプリ | キッチンタイマー | Time Timer | タイマー付きToDoアプリ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 最初から入っている | 購入 | 購入(本体)、アプリもあり | アプリによる |
| インストール・アカウント | どちらも不要 | すでにスマホにある | 不要 | 本体は不要 | アプリによる |
| タスクリスト | 5つまで | なし | なし | なし | あり |
| 時間 | 一覧から5〜90分 | 自由 | 機種による | 機種による | アプリによる |
| 時間の見え方 | カウントダウンのまわりのリング | 数字 | ダイヤルまたは数字 | 小さくなる赤い円盤 | アプリによる |
| ページやアプリを閉じても鳴る | いいえ | はい | はい | はい(本体) | アプリによる |
| 画面なしで使える | いいえ | いいえ | はい | はい(本体) | いいえ |
ほかの選択肢のほうが合う場合
義理で TidyTimer を使っていただくより、合うタイマーを使っていただくほうがよいと考えています。
- ただ止めてくれるものがほしいなら、スマホの時計アプリがすでにあり、画面がロックされていても鳴ります。
- 片付けの間、部屋に画面を持ち込みたくないなら、キッチンタイマーや本体型の見えるタイマーのほうが合っています。正直に言えば、曲を3曲かけて、終わったらやめる、でも十分です。
- まだ数字が読めない小さなこどもといっしょに片付けるなら、Time Timer のような円盤が小さくなるタイマーのほうがわかりやすいでしょう。
- 履歴や連続記録、すべての端末でのタスク共有がほしいなら、タイマー付きのToDoアプリにはそれがあり、TidyTimer にはありません。
- 一覧にない時間、たとえば45分を使いたいなら、スマホのタイマーならできますが、TidyTimer ではできません。
TidyTimer がいちばん合うのは、目標のはっきりした短いセッションで片付けたい人だと思います。時間を選び、やることを2つ3つ書き、鳴ったらやめる。必要なのはブラウザだけで、無料です。スマホのタイマーも立派な相棒です。両方使ってもまったく構いません。
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TidyTimer が合いそうだと思われたら、最初のセッションは TidyTimer の始め方で、毎日の使い方のアイデアは TidyTimer 活用のヒントで、どんな人に向いているかは TidyTimer はどんな人のためのタイマー?でご紹介しています。詳しくは TidyTimer のページをご覧ください。