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濁点・半濁点の書き方:点を打つ位置と順番

Hiroki ObaraHiroki Obara · DeveloperStudyX Japanese Letters Tracer使い方
濁点・半濁点の書き方:点を打つ位置と順番

濁点「゛」がつく字は、ひらがなで20字あります。が行、ざ行、だ行、ば行の字で、「ぢ」「づ」も入ります。半濁点「゜」がつく字は、ぱ行の5字です。カタカナも同じ数です。清音との関係や表での見方は濁音・半濁音・拗音とはにまとめました。

この記事では、書き方のほうを扱います。濁点と半濁点は、もとの字にくらべて小さく、画数も少ない記号です。それでも、位置や順番があやふやなまま覚えてしまうと、あとで直すのに手間がかかります。

書く順番:字を書き終えてから、最後に

濁点と半濁点は、もとの字をすべて書き終えてから、最後に書きます。「が」なら「か」の3画を書いてから、濁点の2画。「が」は全部で5画です。「ぱ」なら「は」の3画を書いてから、半濁点の1画で、全部で4画です。

カタカナも同じです。「ガ」は「カ」の2画のあとに濁点の2画で4画、「パ」は「ハ」の2画のあとに半濁点の1画で3画になります。

点を先に打ってから字を書くこどもは、ときどきいます。私は、「点は字のおまけ。最後につける」と伝えるのが分かりやすいと思っています。字の形が先に決まっていないと、点をどこに打つかも決まらないからです。

位置:字の右上

濁点も半濁点も、字の右上に書きます。マスの中なら、右上のすみの、字が書かれていない空いたところです。

字にくっつけすぎず、離しすぎず。目安は、字のいちばん右上の部分のすぐ外側です。「ば」なら「は」の右側の縦の線の上のあたり、「ざ」なら「さ」の右上のあたりに打ちます。

注意したいのは、もとの字の右上にすでに点や短い線がある字です。「か」は3画目が右上の短い線で、「ふ」は右側に点があります。「が」や「ぶ」では、その点のさらに右上に濁点を書きます。もとの字の点と濁点がくっつくと、点が三つ並んだように見えてしまいます。もとの字の点より少し上、少し外側、と覚えるとよいと思います。

濁点の二つの点

濁点は、短い点を二つ並べて書きます。左の点を先に、右の点をあとに書きます。

二つの点は、どちらも同じ向きに、同じくらいの長さで書きます。かきカタのお手本では、どちらの点も左上から右下に向かって短く引いています。点の大きさは、もとの字の線よりずっと短く。二つの点の間は、少しだけ空けます。

半濁点の丸

半濁点は、小さな丸を一つ書きます。一筆で書き、最後はきちんと閉じます。丸が閉じていないと、「c」のような形になって、濁点と見分けにくくなることがあります。

丸の大きさは、濁点の二つの点がおさまるくらいが目安です。大きすぎると、もとの字の一部のように見えてしまいます。

こどもが間違えやすいところ

点が大きすぎる。 濁点を、もとの字の線と同じくらいの長さで書いてしまうことがあります。点は「ちょん、ちょん」と短く。声に出しながら打つと、短く書けることが多いと思います。

点が小さすぎる、薄すぎる。 反対に、マスの中で小さくなりすぎて、ほとんど見えないこともあります。消しゴムで消したあとのように見えるなら、もう少しはっきり。小さくてもよいので、点が二つあることが見て分かる大きさにします。

位置がずれる。 字の真上や、左上に打ってしまうことがあります。濁点は右上、と決めておけば迷いません。

濁点と半濁点の取り違え。 は行には、濁点も半濁点もつきます。「ば」と「ぱ」は音も形も近く、書き分けが混ざりやすい組です。

「へ」と「ヘ」。 ひらがなの「べ」「ぺ」とカタカナの「ベ」「ペ」は、ほとんど同じ形です。文の中で、ひらがなの言葉かカタカナの言葉かで書き分けます。

マスの中で点が小さくなる子には

マスのある紙に書くと、もとの字を大きく書いたぶん、点を打つ場所が残っていないことがあります。点がマスの外にはみ出したり、つぶれたりします。

こうしたときは、点を小さくするより、もとの字を少しだけ小さく、左下寄りに書くように伝えるのがよいと思います。濁点のつく字は、右上に点の場所を空けておく字です。「右上にお部屋を空けておいてね」くらいの言い方で十分だと思います。

書くことと、音を結ぶ

濁点がつくと、音がにごります。「か」と「が」、「さ」と「ざ」、「た」と「だ」、「は」と「ば」。言い比べると、濁点のついた音は、のどがふるえるのが分かります。のどに手を当てて「か」「が」と言ってみると、こどもにも違いが伝わりやすいと思います。

半濁点のつく「ぱ」行は、くちびるを閉じてから、ぱっと開く音です。

書く練習のときに、字を書きながら音を声に出すと、形と音が一緒に覚えられます。点を打つ瞬間に、音が「か」から「が」に変わる。私は、濁点の練習は、この変わり目を感じるところに面白さがあると思っています。

かきカタで濁点・半濁点を練習する

かきカタは、ひらがなとカタカナの書き順を練習できる iPhone・iPad 向けのアプリです。字を選ぶと、お手本の線が書き順どおりに一画ずつ伸びていきます。指やペンで1画書いて離すと次の画のお手本が出て、最後まで書くとお手本は消え、自分の字だけが残ります。採点や正誤の判定はありません。

濁音と半濁音は、ひらがなとカタカナのどちらも収録しています。起動したときの五十音表に出るのはひらがなの清音なので、表から清音の字を選び、練習画面の上のボタンで切り替えます。たとえば「は」を開くと、上に「は ば ぱ | ハ バ パ」が並びます。同じ字の清音、濁音、半濁音を続けて書けるので、点を打つ前と後で形と音がどう変わるかを比べられます。

お手本は、もとの字を書き終えたあとに、濁点の二つの点を左から一つずつ、半濁点の丸を一筆で見せます。点の位置が分かりにくいときは、十字の補助線を出すと、右上のどのあたりに打てばよいかの目安になります。スピーカーのボタンを押すと、濁音や半濁音の字でもその読みが流れます。

練習画面の下の < > のボタンは、ひらがなの清音の五十音順に進みます。濁音や半濁音を開いていても、< > を押すと清音に戻るので、次の濁音を練習するときは、上のボタンでもう一度切り替えてください。

収録しているのは、ひらがなとカタカナの清音・濁音・半濁音の142字です。拗音や小さい「ゃ」「っ」は入っていません。画面にマス目の枠はなく、お手本の字の大きさを大・中・小の3段階で変えられます。1,500円の買い切りで、広告やアプリ内課金はありません。iPhone では横向きで使います。

書き順を間違えやすい字はひらがなの書き順で間違えやすい字とカタカナの書き順で間違えやすい字に、使い方はかきカタの始め方にまとめています。

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