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鍵盤のドの見つけ方:黒鍵の2つと3つ

Hiroki ObaraHiroki Obara · DeveloperKinder Piano使い方
鍵盤のドの見つけ方:黒鍵の2つと3つ

ふつうのピアノには88の鍵盤があります。白鍵が52、黒鍵が36です。その中にドは8つあり、いわゆる「真ん中のド」は、左から数えて4つ目のドです。国際式の音名では C4 と呼ばれ、MIDI の規格では60番の音にあたります(Wikipedia「C (musical note)」)。

88もの鍵盤が並んでいると、こどもにはどれも同じに見えます。けれども、ドを見つける手がかりは、鍵盤そのものにあります。黒鍵の並び方です。

黒鍵は2つと3つで並んでいる

鍵盤をよく見ると、黒鍵は、2つのまとまりと3つのまとまりが交互に並んでいます。

ドは、2つの黒鍵のすぐ左の白鍵です。 これがいちばん大事な一文だと思います。

そこから右へ、白鍵をたどります。

  • ド:2つの黒鍵の左
  • レ:2つの黒鍵の間
  • ミ:2つの黒鍵の右
  • ファ:3つの黒鍵の左
  • ソ、ラ:3つの黒鍵の間
  • シ:3つの黒鍵の右

シの次は、また2つの黒鍵の左のドに戻ります。この7つの白鍵と5つの黒鍵のひとまとまりが、鍵盤の端から端までくり返されています。

こどもに説明するときは、私は「2つの黒鍵を見つけてね。その左がド」とだけ伝えるのがよいと考えています。レからシまでを一度に覚える必要はありません。ドが見つかれば、あとは「ドの隣がレ」と歌いながらたどれます。

真ん中のドを見つける

鍵盤の中にドはいくつもあります。最初に覚えるのは、たいてい真ん中のドです。こどもの教本の多くが、真ん中のドから始まります。

88鍵のピアノなら、左から4つ目のドが真ん中のドです。鍵盤のほぼ中央にあるので、こどもが椅子のまん中に座って、おへその前あたりにあるドと覚えるのも一つの方法です。

鍵盤の数が違うキーボードでは

家にあるのが電子キーボードの場合は、少し注意がいります。鍵盤の数が88より少ないものが多いからです。

61鍵(5オクターブ)のキーボードでは、左端がドで始まるものが多く、その場合は左から3つ目のドが真ん中のドになります。49鍵や25鍵の小さな MIDI キーボードでは、機種によって鍵盤の範囲が違い、ボタンでオクターブを上げ下げできるものもあります。こうしたキーボードでは、「左から何番目のド」は当てになりません。説明書で確かめるのが確実です。

もう一つ、メーカーや音楽ソフトによっては、真ん中のドを C4 ではなく C3 と表示するものがあります。画面の表示と教本の呼び方が合わないときは、これを疑ってみてください。

ドレミとCDE

ドレミファソラシは、イタリア語の音名です。英語ではこれを C D E F G A B と書きます。ドが C、レが D、ミが E、ファが F、ソが G、ラが A、シが B です。日本語の音名では、ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ になります。「ハ長調」の「ハ」は、ドのことです。

小さなこどもに最初から三つの呼び方を教える必要はないと私は思います。家ではドレミで十分です。ただ、電子キーボードやアプリの表示、コード名には C や G が出てくるので、保護者が対応を知っておくと、こどもに聞かれたときに困りません。

こどもと覚える遊び

ドの場所を覚えるのに、私が勧めたい遊びをいくつか書きます。

  • ドを全部さがす。 鍵盤の左端から右端まで、ドを全部押していきます。高さは違っても、同じ「ド」の音だと耳でも分かります。
  • 2つの黒鍵をさがす。 2つの黒鍵のまとまりを、人差し指と中指でいっしょに押していきます。黒鍵だけを弾くと、それだけで音楽のように聞こえます。
  • 目をつぶってさがす。 目を閉じて、指で黒鍵の並びをさわり、2つのまとまりを見つけます。見ずにドに指を置けるようになると、楽譜を見ながら弾くときに助かります。
  • ドから歌いながらのぼる。 ドから順に白鍵を押しながら、「ドレミファソラシド」と歌います。

鍵盤にシールを貼る方法もあります。私は、貼るなら最初の数日だけ、真ん中のドにひとつだけにするのがよいと考えています。全部の鍵盤に名前があると、黒鍵の並びを見る必要がなくなってしまうからです。

楽譜の上でのドの位置はこどもの楽譜の読み方に、教室に通う前の準備はピアノ教室に通う前に家でできることに書きました。

キンダーピアノの鍵盤で

キンダーピアノは、3歳ごろから小学校低学年までのこども向けの、iPhone と iPad で使うピアノアプリです。4歳の娘のために作りました。

画面の鍵盤には、ふだん音名は書いてありません。黒鍵の2つと3つの並びを見てドを探すことになるので、本物のピアノと同じ探し方の練習になります。練習の画面では次に弾く鍵盤が光るので、ドの場所をまだ知らなくても弾き始められます。光った鍵盤が黒鍵のどこにあるかを、保護者が横で「2つの黒鍵の左だね」と言葉にしてあげるとよいと思います。

ドが分かったら、音感ゲームの「ドとくらべっこ」が使えます。最初にドの音を聞き、そのあとの音を当てるレベルで、ここでは真ん中のドの鍵盤に「ド」と表示します。最初のレベル「どのおと? ド・ミ・ソ」は無料で遊べます。

「じゆうに ひく」では、鍵盤を「かんたん」と「ふつう」から選べます。「かんたん」は真ん中のドから1オクターブ上のミまでの大きな鍵盤なので、ドを探す遊びに向いています。

どうよう21曲はすべて無料で、クラシックと音感ゲームは最初の1つずつが無料です。1回の買い切りで、残りのクラシックと音感ゲームのすべてのレベルが開きます。広告もサブスクリプションもありません。MIDI キーボードをつなげば、本物の鍵盤でドを探すこともできます(MIDIキーボードをiPad・iPhoneにつなぐ方法)。

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