スマもじの始め方:iPad と Apple Pencil で最初のなぞり書き

文字の練習は、突き詰めるとシンプルな繰り返しです。お手本を見て、なぞって、結果を確かめて、もう一度なぞる。スマもじは、この繰り返しをそのまま1つの画面で回せるアプリです。この記事では、アプリの概要から必要な準備、最初のなぞり書きと採点の見方までを順番にご紹介します。
スマもじとは?
スマもじ (StudyX Smartpaper Letters) は、モンテッソーリの教具「砂文字板」をデジタル化した手書き練習アプリです。iPad と Apple Pencil を想定して作っていますが、iPhone でも使えます。実物の砂文字板は 26 文字程度のアルファベットですが、スマもじにはひらがな・カタカナ・日本語漢字・中国語の簡体字と繁体字・韓国漢字(Hanja)・アルファベット(活字体+筆記体)・数字と、1万文字以上が収録されています。
すべての文字に書き順アニメーション付きのなぞり書きガイドが付いていて、1文字書き終えるとお手本と形を比べて採点します。この組み合わせのおかげで、そばに大人や先生がいなくても、ひとりで練習を進められるのがスマもじの特長です。App Store 日本では1,500円の買い切りで、広告・アプリ内課金・データ収集はありません。
用意するもの
スマもじは iPad と Apple Pencil での利用を想定して作っていますが、iPhone でも使え、指でも書けます。最初に画面に触れた1本の指かペンだけが線になるので、画面に手をついても線は引かれません。それでもペンがあるならペンをおすすめします。手書きは指先の細かな運動の積み重ねで、ペンを持って書くほうが鉛筆で書くときの感覚に近いからです。
快適に練習するためのちょっとした工夫として、iPad はノートを置くように机の上に寝かせて、書く手が自由に動く姿勢で座るのがおすすめです。小さなお子さまの場合は、最初の1回だけ隣について一緒に始めてあげると安心です。その後はガイドと採点があるので、自分のペースで続けていけます。
検索画面で手書き入力を使う場合は、最初に一度インターネットにつないでください。言語ごとの認識モデルを、初回にダウンロードします。
最初のなぞり書き
練習する文字を入力する
スマもじには、文字の一覧から選ぶ画面はありません。「検索」タブで、練習したい文字列をキーボードか手書き (あ・ABC・拼音・注音) で入力します。最大100文字まで入れられ、1文字ずつ順番に練習します。対応していない文字は、お知らせを出したうえで除かれます。1万文字以上ある中から、どこから始めても構いません。だからこそ、自分にとって意味のある文字から始めるのがおすすめです。お子さまなら自分の名前、大人の方なら「いつも形に自信がない字」。筆記体のアルファベットを練習したいときは、設定で筆記体をオンにします。
書き順アニメーションに合わせる
練習画面では、お手本の1画目がアニメーションで描かれます。それをなぞって指やペンを離すと、次の画のアニメーションが始まります。書き順は、あとから直すのがいちばん難しい部分です。それぞれの画がどこから始まるかを、なぞる前によく見ておくと後がずっと楽になります。ゆっくり見たいときは、設定の「遅いアニメーション」をオンにしてください。
自分の手でなぞる
画が出るたびに、最後の画までなぞります。最初からきれいに書こうとしなくて大丈夫です。なぞり書きの本質は繰り返しにあります。なぞって、眺めて、もう一度なぞる。それだけで十分です。
採点の見方
最後の画を書き終えると、書いた字の形をお手本と比べて点数が出ます。書いている途中で点が動くのではなく、1文字に1回の採点です。見ているのはお手本の線との重なりで、書き順の正誤は判定しません。順番はアニメーションに合わせて自分で守ります。全部の文字を終えると平均点が表示されます。この採点と上手に付き合うためのポイントを2つご紹介します。
- 点数は「成績」ではなく「コーチ」だと考える:採点の役割は、前回よりお手本に近づいたかどうかを教えてくれることです。1回ごとの数字よりも、数回なぞる中で少しずつ良くなっていく流れのほうがずっと大切です。
- 点数を上げたいときこそ、ゆっくり書く:なぞり書きでは、速く書くよりも丁寧に書くほうが結果が良くなりやすいものです。一度、意識してゆっくり一画ずつ書いてみて、採点がどう変わるか確かめてみてください。
書き終えてすぐに返ってくるこの点数は、教室での先生のさりげない声かけの一部を引き受けてくれます。いつ練習しても返ってくるからこそ、ひとりでの練習が成り立ちます。点数を見せたくないときは、設定の「スコアを表示」をオフにできます。
次のステップ
基本の流れに慣れてきたら、アルファベット1文字の母音・子音と数字を色分けするモンテッソーリスタイルの表示、練習したい語を保存できるワードリスト、端末内に点数が残る履歴など、楽しみ方はまだまだ広がります。具体的な活用アイデアはスマもじ活用のヒントで詳しくご紹介しています。ペン字練習帳やほかのアプリとの違いはスマもじと他の手書き練習の比較でご紹介しています。スマもじに関する記事は smartpaper タグから一覧できます。
まずは1文字からで十分です。App Store からスマもじをダウンロードして、Apple Pencil か指で、今日の1文字をなぞってみてください。
