BrainDojo と他の脳トレの比較:ドリル本、Switch の脳トレ、Lumosity、パズルと音読

BrainDojo は、手書き・計算・音読のトレーニングで、脳トレを毎日の小さな習慣にするための iPhone・iPad 向けアプリです。同じことをする方法はほかにもたくさんあり、スマホよりずっと前からあるものもあります。この記事では、実際に比べられることの多い選択肢と BrainDojo を並べて、それぞれの得意なことと、ほかのものを選んだほうがよい場面を私なりに書いてみます。
選ぶのは、集中力や記憶力のために短い日課をもちたい大人や、親や祖父母のために何か選んであげたい人であることが多いと思います。迷っているのはアプリの一覧というより、形の問題です。紙か、ゲーム機か、スマホのアプリか、何も買わないか。
BrainDojo でできること
公平に比べるために、できることだけを書いておきます。
- 無料プラン。 日替わりの「おためし」ゲームが1日2本。1日1回の脳実力チェック(処理速度・抑制力・ワーキングメモリをはかる短いゲームのセット)。トレーニングした日にスタンプが押せるカレンダー。
- BrainDojo Plus(サブスクリプション)。 無料プランのすべてに加えて、使える時間に合わせ、最初の設定で選んだ目標に寄せて組まれる「今日のトレーニング」、すべてのミニゲーム、追加される新しいゲーム。
- どちらのプランも広告なし。
- 登録なしで始められる。 アプリを開いたらすぐに始められます。設定からのアカウント登録は任意です。
- オフラインで使える。 ヘルプセンターでは、少なくとも週に1回はオンラインにしてくださいとお願いしています。
- iPhone と iPad。 App Store で提供しています。
医療機器ではありませんし、何かを治したり防いだりできるとは言いません。習慣のための道具です。
選択肢1:紙のドリル本
日本でいちばん知られているのは、東北大学の川島隆太教授による、くもん出版の「脳を鍛える大人のドリル」シリーズでしょう。くもん出版のページによると、計算・音読・書き取りなど、脳を活発に働かせる問題に毎日続けて取り組める内容で、発売から20年以上になります。ほかの言語にも似たドリルがあります。
得意なこと。 鉛筆と紙には、通知も電池もサブスクリプションもありません。本物の紙に手で書くのは、手書きトレーニングのいちばん自然な形とも言えます。アプリを使わない年配の家族にも、本なら渡しやすいものです。
違うところ。 本は一冊ずつ買い、終わったら次の一冊が必要です。時間をはかることや記録をつけることは、自分でやることになります。同じページが、今日使える時間に合わせて変わってくれることもありません。
選択肢2:脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング
任天堂の脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニングは、川島隆太教授監修のソフトです。任天堂の英語版ページによると、計算、新聞記事の音読、記憶のトレーニング、数独などがあり、タッチペンか指で遊び、Joy-Con のカメラを使うトレーニングもあります。脳年齢のチェックは、情報処理の速さ、短期記憶、自制心をはかる一連のトレーニングで行い、2人で遊べるモードもあります。
得意なこと。 長年ゲームをつくってきた会社による、よく練られたゲームです。2人で遊べるので、家族の夜の時間にもよく合います。サブスクリプションではなく、買い切りです。
違うところ。 Nintendo Switch が必要で、ポケットに入れて持ち歩くというより、腰を落ち着けて遊ぶものです。家にすでに Switch があるなら、この点はあまり問題になりません。
選択肢3:Lumosity などのサブスクリプション型アプリ
Lumosity は、よく知られた脳トレアプリのひとつです。App Store のページでは、記憶・注意・問題解決・スピード・計算・言葉にわたる40以上のゲーム、基準を決める10分間の Fit Test、毎日のワークアウトが紹介されています。2026年9月時点では無料でダウンロードでき、Premium のサブスクリプションで個別のトレーニングプログラムや詳しい分析が加わります。
得意なこと。 ゲームの数が多く、記録が詳しく、iPhone と Android の両方で使えます。
違うところ。 力点が違います。BrainDojo は指での手書きと音読にとくに重きを置き、毎日の負担をできるだけ小さくしています。Lumosity は多くのゲームと記録に力を入れています。どちらが合うかは好みの問題です。
選択肢4:パズル、本、鉛筆
いちばん古い方法も、今なお立派な選択肢です。新聞の数独やクロスワード、本の1ページを声に出して読むこと、ノートに数行を書き写すこと。
得意なこと。 お金はほとんどかからず、やり方もすでに知っています。こどもや祖父母に読み聞かせれば、いっしょに過ごす時間にもなります。
違うところ。 構造がなく、自分で選んだもの以外の変化もなく、自分でつけない限り記録も残りません。多くの人にとって、習慣が続かなくなるのは、まさにこの構造のなさのせいだと思います。
比較表
| BrainDojo | 紙のドリル本 | Switch の脳トレ | Lumosity | パズルと音読 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 費用 | 無料プラン、Plus はサブスクリプション | 一冊ずつ購入 | ソフトの購入と Switch 本体 | 無料ダウンロード、Premium はサブスクリプション | 無料かそれに近い |
| 使うもの | iPhone、iPad | 紙と鉛筆 | Nintendo Switch | iPhone、Android | なし |
| 主な内容 | 手書き、計算、音読、ミニゲーム | 計算、音読、書き取り | 計算、音読、記憶、数独など | 記憶・注意・スピード・計算・言葉の40以上のゲーム | 自分で選んだもの |
| 定期的なチェック | 脳実力チェック(1日1回) | 本による | 脳年齢チェック | 基準をはかる Fit Test | なし |
| 毎日の記録 | スタンプカレンダー | 紙に自分で | ゲーム内 | アプリ内 | 自分でつければ |
ほかの選択肢のほうが合う場合
BrainDojo で習慣をやめてしまうより、ほかのもので続けていただくほうがよいと考えています。
- ご本人や、選んであげたい相手がスマホを使わないなら、紙のドリル本のほうが合っています。贈り物にもしやすいものです。
- 家に Nintendo Switch があって、いっしょに遊べるものがほしいなら、Switch の脳トレはまさにそのためのものです。2人で遊ぶモードは、同じ形では BrainDojo にありません。
- Android をお使いなら、BrainDojo は iPhone と iPad 向けなので選択肢になりません。Lumosity は両方にあります。
- 大量のゲームと詳しい統計がほしいなら、記録を中心にしたサブスクリプション型アプリのほうが多くを提供してくれます。
- お金も画面も使いたくないなら、新聞のパズルと10分の音読で十分です。
BrainDojo がいちばん合うのは、iPhone か iPad を持っていて、毎日の負担をできるだけ小さくしたい人、タップするだけでなく指で書いたり声に出して読んだりするトレーニングに惹かれる人、広告も登録もないほうがいい人だと思います。それが自分に当てはまるかどうかは、無料プランで十分に確かめられます。
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