ABC George で毎日読むための、実践的なヒント

ABC George の操作は単純です。本をダウンロードして、読んで、分からない単語を長押しする。これが習慣になるかどうかは、アプリよりも、どの本を選ぶかと、毎日の20分をどう過ごすかで決まると思います。これから始める友人に伝えるなら、こんなことを話します。決まりではなく、提案として読んでいただければと思います。
少しやさしすぎると感じる本を選ぶ
多読でいちばん多い失敗は、難しすぎる本を選ぶことです。一行ごとに単語を調べているなら、それは読書ではなく解読で、解読はとても疲れます。
Start here の棚は、そのためにあります。学習者向けに選んだ、短く平易な名作30編です。自分にはやさしすぎると思っても、そこから始めてください。30ページで投げ出した立派な本より、最後まで読んだ一冊のほうが、多くを教えてくれます。
全部の単語は調べない
調べることを中心に作ったアプリで言うのも妙ですが、単語が分からなくても文の意味が取れるなら、そのまま進んでください。調べるのは、そこで止まってしまう単語と、3回目に出てきてもまだ分からない単語です。
飛ばした単語は、また出てきます。大事な単語ほど、繰り返し出てくるものです。
疲れた夜は Chat で読む
Chat は、章を一文ずつ吹き出しで見せる表示で、会話文は右側に出ます。1ページ分の英語が重たく見える夜でも、これなら習慣を途切れさせずに済みます。Next を押して一行ずつ。一行なら、こわくありません。
元気なときは Pages か Scroll に戻してください。同じ文から続くので、切り替えても失うものはありません。
再生ボタンに任せてみる
Chat には、章を一行ずつ自動で流す再生ボタンもあります。会話の多い章を一定の速さで追いかけたいときに便利です。速すぎると感じたら、一時停止すれば大丈夫です。
発音の分からない単語は、聞いてみる
単語や一節を選んで Speak を押すと、読み上げてくれます。速さは Settings の Speaking speed で変えられます。英語の綴りは当てにならないので、一度聞いておくだけで、頭の中で何年も間違った発音をし続けずに済みます。
クイズは少なめに、毎日
1日の目標は最初20問です。たいていの人にはちょうどよく、日によっては10問でも十分です。計画はライトナー方式がやってくれます。正解した単語はだんだん間隔をあけて、最長で5週間ほど先に戻り、間違えた単語はすぐに戻ってきます。ただ、戻ってくるのは自分がアプリを開いたときだけなので、週に一度たくさんより、毎日少しのほうが効きます。
単語帳の絞り込みを使う
Words タブでは、Starred、Due、Learning、Mastered で絞り込めます。星をつけるのは「この単語は自分にとって大事」という控えめな印で、Starred だけのクイズは電車の5分にちょうどいい長さです。
NGSL と NAWL の単語リストも入っています。英語でよく使われる単語の一般語と学術語のリストです。英語で学ぶ留学などを控えているなら、NAWL は一度見ておく価値があります。
確認するだけのときは、保存を切る
知っている単語の意味を念のため確かめるだけのこともあります。そういう単語を単語帳に入れたくなければ、Settings の Save every lookup をオフにしてください。辞書のシートから手で保存することはできます。
旅の前にダウンロードしておく
アプリはほぼすべてオフラインで動きます。例外は、新しい本のダウンロードと、ウェブのページを開く Cambridge と Translate の2つです。飛行機や長い電車に乗る前は、次の一冊か二冊をダウンロードしておいてください。辞書も単語帳もクイズも、電波なしで使えます。
iPad でも読んでみる
大きな iPad では、本文の幅を1行70字ほどに抑えているので、行を追いやすくなっています。寝る前に読むなら iPad も心地よく、ページの色を Sepia や Dark にすると目にもやさしいと思います。読書位置や単語帳は端末ごとに保存されるので、一冊の本はなるべく同じ端末で読むことをおすすめします。
次に読むなら
まだ準備中の方は、始め方ガイドからどうぞ。ほかの読み方との違いはABC George と他の読み方の比較に、どんな読み手を想定しているかはどんな人のためのアプリ?に書きました。関連記事はABC George タグにまとめてあります。
今週はどれかひとつだけ試してみてください。やさしい本を選ぶところから始めるのがいいと思います。
