キンダーピアノを毎日つかうためのヒント

キンダーピアノの操作はとても簡単です。曲を選び、パートを選び、弾く。それだけです。習慣になるかどうかを決めるのはアプリではなく、その前後の10分のほうで、その10分には家庭の事情も、寝る時間も、意見を持った子どももいます。ここでは、友人に話すつもりで書いたことをまとめました。ルールではなく、提案として読んでください。
弾く前に、まず「おてほん」を鳴らす
どの曲にも「おてほん」ボタンがあります。これを先に使うことが、いちばん手軽な改善です。
どんな曲なのかを一度聴いた子どもは、もう記号を解読していません。知っているものを追いかけています。クラシックでは特にそうです。「よろこびのうた」は、2回聴いたことのある5歳と、一度も聴いたことのない5歳とでは、まったく別の体験になります。
「ゆっくり」に、思っているより長くとどまる
「リズム」のほうが楽しいので、子どもは早い段階でほしがります。一度やらせてあげて、それからまた戻ってください。
「ゆっくり」は一音ずつ待ってくれます。つまり、鍵盤の位置を本当に覚えられるのはこちらのモードだけです。「リズム」は、すでに覚えていることに対してごほうびをくれるモードです。目安としては、探さずに最後まで弾けるようになったら切り替える。早く切り替えすぎると、外れる音ばかり増えて、学べることは少なくなります。
メロディだけの期間を、長めに
両手は目標ですが、ゆっくりした目標です。どれか1曲を両手で弾くより先に、たくさんの曲のメロディを弾いてください。
飛ばされがちな、いい中間段階があります。伴奏はアプリに任せて、子どもはメロディだけを弾く。聴こえてくるのは一曲まるごとで、本物の演奏をしている感じがして、求められるのは片手ぶんの技術だけです。
星2つで、やめていい
星は正確さで決まります。最後まで弾ければ1つ、60%以上で2つ、90%以上で3つ。星は下がらないので、うまくいかなかった1回で失うものはありません。
つまり、星2つは次に進んでいい立派な結果です。3つめの星のために同じ曲を繰り返させることは、趣味を宿題に変えるいちばんの近道です。1か月後にまた弾いてみてください。その曲を練習した以外の理由で、たいてい簡単になっています。
音感ゲームは2〜3問で切り上げる
音感ゲームは短く作ってあり、少しずつ、頻繁にやるのがいちばん効きます。夕飯ができるまでの2〜3問を毎日のほうが、週に一度の長い1回よりも効果があります。
大きい子でも、最初のレベルから始めてください。最初のほうは3つの音だけで、1分で終わります。楽々クリアできる場所から入るほうが、つまずく場所から始めるよりずっといい導入になります。
音感ゲームには、ヘッドホンを
音感ゲームは、アプリの中で唯一「音そのものが中身」の部分です。にぎやかな台所でタブレットのスピーカーから鳴らすと、本来より難しい課題になってしまいます。
ヘッドホンがあれば、これは完全に解決します。そしてもうひとつの問題、つまり「同じ4つの音を300回聴かされる保護者」のほうも同時に解決します。音量はほどほどに、時間は短めに。
自由演奏を録音して、いっしょに聴き返す
「じゆうに ひく」には録音ボタンがあります。多くのご家庭が思っているより、これは使う価値があります。好きなように弾いてもらって、止めて、ふたりで聴いてみてください。
自分の演奏が返ってくることは、この年齢では強い動機になりますし、弾いている最中の「聴き方」まで変わります。ついでに言えば、祖父母がいちばん送ってほしがるのも、これです。
キーボードをつないだら、iPadは譜面立てに
MIDIキーボードを接続する場合、物理的な置き方が思った以上に効いてきます。iPadは譜面立ての上、目の高さに。楽譜の本を置くのとまったく同じ位置です。キーボードの天板に寝かせてしまうと、子どもは下と前を同時に見ることになります。
接続は、曲の一覧の上にある「せつぞく」ボタンから一度やるだけで、BluetoothでもUSBでも大丈夫です。誰も演奏を待っていない、落ち着いたタイミングで済ませてください。
画面の鍵盤にも、居場所を残しておく
本物のキーボードを迎えても、画面の鍵盤が引退するわけではありません。持ち歩けるのはこちらです。待合室、電車の中、祖父母の家。練習はキーボードで、それ以外は画面で。そう落ち着くご家庭も多く、それはとてもいい形です。
記録のリセットは、本当にそのときだけ
保護者向け設定にあるリセットは、星とスコアをすべて消します。取り消せません。別のお子さまに端末を渡すときのためのもので、うまくいかなかった週のあとに気分を変えるためのものではありません。
ふたりめのお子さまが定期的に使うようになる場合、いまのところ記録はひとり分しか保存されません。行ったり来たりでリセットするより、記録は誰のものかを先に決めておくほうが穏やかです。
次に読むなら
まだ設定の途中なら、始め方ガイドからどうぞ。ここに書いた習慣の背景にある設計の考え方はキンダーピアノを作った理由に、想定しているご家庭はどんな人のためのアプリ?にあります。関連記事はKinder Piano タグにまとめてあります。
今週は、どれかひとつだけ試してみてください。「おてほん」ボタンから始めるのがおすすめです。
