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Math Gates は、どんな人のためのアプリ?

HiroHiro · Game Designer @ StudyXMath Gatesエッセイ
Math Gates は、どんな人のためのアプリ?

Math Gatesは、8歳ごろから、そして静かなパズルが好きな大人のために作りました。ずいぶん幅のある範囲です。存在しない「平均的な遊び手」を描くより、私が思い浮かべていた具体的な人たちと、このゲームがそれぞれに何をしているのかを書いておきたいと思います。

たし算・ひき算ができる、8歳ごろのこども

最初のワールド「はじまりの回路」は、たし算とひき算です。8歳には簡単すぎるように聞こえますし、紙の上なら実際そうです。ですが盤の上では違います。問いが「3ひく2は?」で終わらないからです。どの門が要るのか、ビットが通るにはどこに置けばいいのか、手持ちのどれが要らない1個なのか。

二つめのワールド「倍の回路」から、学校では通りすぎがちなことを扱いはじめます。4を足してから倍にするのと、倍にしてから4を足すのとでは、着く数が違う。二つの機械を並べて組んだこどもは、それを言われるのではなく、見ています。

新しい種類の数に出会う、少し上のこども

後半のワールドでは、余りと偶数・奇数、負の数と符号の反転、分数と逆数、二乗と平方根、そして最後に真偽と論理の門を扱います。どれも、覚えるべき決まりとしてやってきがちな単元です。

Math Gates では、これらが「ふるまい」としてやってきます。± の門を2回通ると元の数に戻る。√ の門は8を通さず、9は通す。値が999を超えると回路がショートするので、二乗がどれだけ速く大きくなるかを、意外なほどはっきり感じられます。そのあとに出る発見カードが、いま起きたことに数式をつけてくれます。

ドリルが苦手なこども

算数が嫌いなのではなく、形式が嫌いなこどももいると思います。問題が並んだ紙、それぞれに正解がひとつ、最後に丸とバツ。そういうこどもにとっては、それがないこと自体に意味があります。時間制限もライフもなく、やり直しにペナルティもありません。最初に説明もしないので、授業のような感じがしません。

算数が嫌いなこどもが、これで算数を好きになるとお約束はできません。言えるのは、同じ考え方を、ドリルとはまったく違う形で求めているということです。

画面の中に落ち着いたものを置きたい保護者の方

ゲームは緑の4階調で描かれていて、盤の上で点滅するものはありません。動くのはビットだけです。叫ぶキャラクターも、数秒おきに飛び出すごほうびもありません。

広告はクリアの合間に出て、遊んでいる最中には出ません。広告のリクエストはこども向けとして扱い、パーソナライズしない設定にしています。広告をなくしたい場合は、「広告を消す」が1回だけの購入で、サブスクリプションはありません。どちらでも全問遊べます。学ぶ内容を別売りにしていないからです。

色の見え方がみんな同じではない家庭

ひとつの緑の4つの濃淡しかないので、色で意味を伝えられません。そのため、盤の上の駒や状態はすべて、反転・網かけ・点線という形と模様で見分けるようにしています。色覚に違いのあるこどもも、ほかの人と同じ盤を同じように読めます。これはあとから足したアクセシビリティの設定ではなく、最初からの設計です。

いくつかの言語で暮らす家庭

アプリは22言語に対応していて、盤そのものは数字と記号でできています。発見カードの数式は記号だけで書いてあるので、どの言語でもまったく同じです。こどもはある言語で遊び、親とは別の言語でカードの話をする。それでもカードの数学は同じです。

静かなパズルが好きな大人

大人が長く遊ぶのは、たいてい星3つのところです。手持ちには必要より1個多く門が入っていて、最少の門の数はクリアしたあとにしか出ないので、もっと短い機械を探しに戻る理由がいつもあります。設定で「門の予測プレビュー」をオフにすると道が描かれなくなり、頭の中で計算するゲームになります。

Opus Magnum のような、機械を組むゲームが好きだった方には、近い手ざわりがあると思います。ずっと小さくて、ずっと静かな形ですが。

あえてやらないこと

これはカリキュラムではなく、学校の学習指導要領にも沿っていません。テストも採点もせず、誰かに進み具合を報告することもありません。扱うのは7つのワールド分の考え方までで、先生の代わりにはなりません。考えている対象がたまたま数学である、パズルゲームです。

はじめの一歩

どれに当てはまる方でも、最初の1回は同じです。盤を読み、空いているマスを押し、線を見る。始め方ガイドで順番に、他の選択肢との比較で他の方法との違いを、遊び方のヒントで日々の遊び方をご紹介しています。関連記事はMath Gates タグにまとめてあります。

140問はすべて無料で遊べます。合うかどうかを確かめるには、それで十分だと思います。

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