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キンダーペイントを作った理由

HiroHiro · Game Designer @ StudyXKinder Paintエッセイ
キンダーペイントを作った理由

キンダーペイント(Kinder Paint)は、家庭の中から生まれました。App Store に並ぶアプリになる前、それは私が自分の3歳のこどものために作ったものでした。タップのひとつひとつを見張らなくても、ためらいなく小さな子に手渡せるキャンバスです。この記事では、なぜこのアプリを作ったのか、そして開発のすべての判断を支えた原則についてお話しします。

3歳のこどもから始まった

小さなこどもがお絵かきをする様子を見ていると、2つのことに気づきます。ひとつは、創作を「教わる」必要がないこと。描きたい気持ちは、もともとそこにあります。もうひとつは、道具さえ手に合っていれば、驚くほどいろいろなことができること。必要なのは指導ではなく、思いきり取り組める環境なのだと感じました。

私たちが欲しかったのは、自分のこどもがひとりで開いて、ひとりで使いきれるお絵かきアプリでした。描いている途中に広告が出ない。アカウント画面がない。大人が隣にいる前提の道具がない。そうして生まれたのが、iPhone / iPad で使える 2〜6歳向けのお絵かきアプリ、キンダーペイントです。

モンテッソーリ教育から学ぶ

親として、開発者としての直感だけに頼りたくなかったので、キンダーペイントは AMI モンテッソーリ教師の監修のもとで開発しました。この協働が、私たちを一貫してひとつの方向へ導いてくれました。「こどもを信頼すること」。本物の道具を渡し、環境をシンプルに保ち、ひとりで取り組ませてあげることです。

その影響は、アプリの随所に表れています。インターフェースは大人の手助けなしで使えるよう、意図的にとことんシンプルに。ブラシは、見た目だけの「それらしいもの」ではなく、クレヨン・鉛筆・水彩マーカーといった本物らしい描き味を追求しました。小さなこどもにこそ、本物のようにふるまう画材がふさわしいと考えたからです。

3つの柱:安全・快適・表現力

キンダーペイントのすべての機能は、次の3つの柱のいずれかに応えるものでなければなりませんでした。

安全

こどものお絵かきの時間は、守られた空間であるべきです。キンダーペイントには広告がなく、アカウントも不要で、すべてがオフラインで動作します。こどもをキャンバスから引き離すものは何もなく、保護者の方がログインや通信を管理する必要もありません。

快適

創作の時間をいちばん早く終わらせてしまうのは、「うまくいかない」というストレスです。図形ツールとワンタップ塗りつぶしがあるのは、小さな手が単純作業でつまずかないようにするため。大きな空もワンタップで塗れるので、こどもの意識は道具との格闘ではなく、描きたいものに向かい続けます。

表現力

シンプルであることと、浅いことは違います。キンダーペイントには、ドローイング・ペイント・スケッチ・マンガ・ドットの5つのキャンバスがあり、自由なお絵かきからピクセル風のドット絵まで楽しめます。7種類のブラシと3種類・全48色のパレットが本物の表現の幅を支え、なぞり描きレッスン「ペイントアカデミー」は、ガイドがほしい子に一画ずつ寄り添います。

「広告なし」は譲れない

なぜそこまで広告なしにこだわるのか、と聞かれることがあります。答えはシンプルで、このアプリを最初に作った相手が自分のこどもだったからです。3歳の子の集中を広告で中断するようなアプリを、私たちは受け入れられませんでした。幼児期の深い集中はかけがえのないもので、幼児向けアプリはそれを守るべきであって、売り渡すべきではありません。広告なし・アカウント不要・オフライン対応は、後から足した機能ではなく、開発の出発点そのものです。

どの作品も残せるように

もうひとつ、私たちが大切にしている小さな判断があります。作品はカメラロールにすぐ保存できるということです。こどもの初期の作品は家族の宝物であり、残すのに手間がかかってはいけないと考えています。

次に読む

お子さまと実際に試してみたい方は、キンダーペイントの始め方で初めてのセッションの進め方をご紹介しています。ご家庭に合うか検討中の方はキンダーペイントはどんな子ども・家庭に向いている?を、その他の記事はキンダーペイントのタグページをご覧ください。

キンダーペイントは、もともとひとりの小さなアーティストのために作ったアプリです。あなたのご家庭の小さなアーティストにも、同じように役立つことを願っています。App Store からダウンロードして、お子さまが何を描くか、ぜひ見てみてください。

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