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囲碁のルール超入門:石の取り方と勝ち負けの決まり方

OBARA HirokiOBARA Hiroki · DeveloperStudyX Mindsports使い方
囲碁のルール超入門:石の取り方と勝ち負けの決まり方

囲碁は、縦横19本の線が交わる361の点に、黒と白の石を交互に置いていくゲームです。最後に、自分の石で囲んだ場所の広さを比べて、広いほうが勝ちます。駒の動きを覚える必要はなく、ルールの骨組みは、将棋やチェスよりもずっと短いと思います。

この記事では、囲碁を一度も打ったことのない方が、最初の一局を最後まで打てるようになるための、最小限のルールを順番に書きます。死活や定石のような打ち方の話は、別の機会に回します。ルールの確認には、日本棋院の日本囲碁規約を使いました。

1. 石は線の交点に、交互に打つ

石は、マスの中ではなく、線と線が交わる点に置きます。最初に黒が打ち、そのあとは白と黒が一手ずつ交互に打ちます。

一度置いた石は、動かせません。取られないかぎり、終局までその場所に残ります。打ちたい場所がなければ、自分の番を「パス」することもできます。将棋やチェスと違って、囲碁では手番を飛ばすことが認められています。

2. 呼吸点をふさぐと、石が取れる

石の上下左右に隣り合う、空いている点を「呼吸点」(ダメとも言います)と呼びます。斜めは数えません。盤の真ん中に一つだけある石には、呼吸点が4つあります。辺の石は3つ、隅の石は2つです。

相手の石の呼吸点を、自分の石ですべてふさぐと、その石を取って盤から取り上げることができます。取った石は「アゲハマ」と呼び、最後に勝ち負けを数えるときに使うので、手元に取っておきます。

同じ色の石が上下左右でつながっていると、それは一つのかたまりとして扱われます。かたまりの呼吸点は、つながった石全体の呼吸点を合わせたものです。かたまりの呼吸点がすべてふさがれると、かたまりごと取られます。

あと一手で取られる状態を「アタリ」と言います。初心者のうちは、自分の石がアタリになっていないか、相手の石をアタリにできないかを、毎手見るだけでも打ち方が変わってきます。

3. 打てない場所がある

囲碁は基本的にどこに打ってもよいのですが、例外があります。打った瞬間に、自分の石(またはかたまり)の呼吸点がひとつもなくなる場所には、打てません。このような点を「着手禁止点」と言います。

ただし、そこに打つことで相手の石を取れる場合は、打てます。相手の石を取ると呼吸点が生まれるので、自分の石は取られずに残ります。「相手の石を取れるなら打てる、取れないなら打てない」と覚えると分かりやすいと思います。

4. コウ:すぐには取り返せない

石を1つ取り合う形で、取られた直後にすぐ取り返すと、まったく同じ形がくり返されることがあります。この形を「コウ」と言います。

コウでは、取られた側は、すぐに取り返すことができません。一度ほかの場所に打ち、相手がそれに応じたあとなら、取り返せます。こうしないと、同じ取り合いが永遠に続いてしまうからです。最初の数局では、コウの形はそれほど出てきません。「取られた直後に、同じ石をすぐ取り返すことはできない」とだけ覚えておけば十分だと思います。

5. 終わり方:二人が続けてパスする

囲碁には、将棋の詰みのような、一手で勝負が決まる終わり方はありません。お互いに打つところがなくなったら、一方がパスし、相手も続けてパスした時点で、対局が終わります。

終わったら、もう助からない石(取られることが決まっている石)を確認し合い、それを盤から取り上げてアゲハマに加えます。どの石が助からないかの判断は、初めのうちは難しいので、経験者に見てもらうと安心だと思います。

途中で、勝ち目がないと思えば「投了」して負けを認めることもできます。

6. 地を数えて、勝ち負けを決める

自分の石だけで囲んだ空いている点を「地」と言い、その点の数を「目」で数えます。日本のルールでは、終局後に、アゲハマで相手の地を埋めてから、残った地の目数を比べます。取った石の数だけ相手の地が減るので、石を取ることは、そのまま得点にもなります。

先に打つ黒が有利なので、白には「コミ」という点数が足されます。日本棋院の棋戦では、コミは6目半です。半目があるので、引き分けにはなりません。たとえば、アゲハマで埋めたあとの黒の地が40目、白の地が34目なら、白にコミの6目半を足して40目半となり、白の半目勝ちです。

日本ルールと中国ルール

囲碁のルールには、いくつかの系統があります。よく比べられるのが、日本ルールと中国ルールです。

日本ルールは、上に書いたように、地とアゲハマで数えます。中国ルールでは、盤上に残った自分の石の数と、自分の地の目数を足して数えます。アゲハマは使いません。コミも違い、中国ルールでは7目半にあたるコミを使います。

数え方は違いますが、ほとんどの対局で、どちらのルールで数えても勝ち負けは変わりません。初めの数局は、どちらか一方の数え方を覚えておけば十分です。

囲碁が難しいと思われる理由

ここからは私の意見です。囲碁は、ルールの短さに比べて、難しいゲームだと思われがちです。理由は二つあると考えています。

ひとつは、盤が広すぎることです。19路盤には361の点があり、最初の一手からどこに打ってよいのかが分かりません。日本棋院の入門のページでも、9路盤から始める案内があります。81の点しかない9路盤なら、石の取り合いと地の囲い合いが、すぐに目に見える形で起こります。

もうひとつは、終わりと勝ち負けが分かりにくいことです。王様を捕まえれば終わる将棋やチェスと違って、囲碁はいつ終わったのか、どちらが勝ったのかが、慣れないうちは自分で判断しにくいのです。これは打つ数を重ねれば自然に分かってきます。最初の何局かは、数え方を誰かに確かめてもらうと安心だと思います。

9路盤で最初の一局を

StudyX Mindsports(マイスポ)は、囲碁を含む12種類の頭脳ゲームを収録したアプリです。囲碁は9路盤で、置き碁にも対応しています。地の数え方は日本ルールと同じで、置き石のない対局ではコミは6目半です。

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将棋やチェスとの違いは 将棋・囲碁・チェスの違い に、マイスポの使い方は マイスポの始め方 に書きました。

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